2023年2月の記事一覧

楊志館高の山口、九重部屋に入門「大きな誇り」

 楊志館高相撲部3年で九重部屋に入門する山口琉聖(18)が9日、大分市の同高で、元大関千代大海の九重親方(同市出身)とともに会見に臨んだ。県出身者が同部屋に入るのは九重親方以来。
 九重親方が「地元から弟子を迎えることができて本当にうれしい。一生懸命に育て、指導していきたい」とあいさつ。山口は「名門に入ることになり、大きな誇りを感じる。部屋や古里に恥じないよう精進したい」と意気込んだ。
 山口は身長177センチ、体重100キロ。女子相撲で活躍した姉3人の影響を受けて小学4年で競技を始めた。高校では県大会などで好成績を残し、昨秋の栃木国体にも出場した。
 同高からの角界入りは初めて。大久保和弘校長は「相撲部の夢だった。放課後、みんなで応援できる時間に活躍する力士になってほしい」と幕内入りに期待を寄せた。
 3月場所の前相撲を経てしこ名が決まり、5月場所から土俵に上がる。目標の力士は元横綱千代の富士という山口は「早く関取になり、もっと上で活躍できるよう頑張りたい」と話した。
大分合同新聞 2023.2.10(金) 19面