元小結・松鳳山 現役引退を報告

 宇佐市にある宇佐産業科学高校出身の元小結・松鳳山(しょうほうざん)関(本名:松谷裕也さん)が5月の夏場所を最後に現役引退しました。2006年春場所の初土俵から約16年、通算成績は582勝605敗22休でした。

 松鳳山関は福岡県築上郡築上町出身で、宇佐産業科学高等学校を卒業後、駒沢大学に進学し1年次から活躍しました。また、国民体育大会には大分県代表選手として出場し、輝かしい成績を残し、大分県の競技力向上に貢献しました。
・第55回国民体育大会~2000年とやま国体~
  少年男子団体 ベスト8
・第59回国民体育大会~2004年彩の国まごころ国体~
  成年男子A団体 準優勝
・第60回国民体育大会~2005年晴れの国おかやま国体~
  成年男子A団体 ベスト8
  成年男子個人  準優勝 
 角界では、松ヶ根親方(元大関・若嶋津)の松ヶ根部屋へ入門し、 2011年11月場所で新入幕を果たしました。
 ・最高位 東小結
 ・生涯戦歴 582勝605敗22休(96場所)
 ・幕内戦歴 350勝415敗(51場所)
 ・優勝 十両優勝1回
 ・幕下優勝2回
 ・序二段優勝1回
 ・殊勲賞1回
 ・敢闘賞3回
 ・金星5個

 引退会見では、「すごくすっきりした気持ち」、「今後は親方として日本相撲協会に残らず、飲食業に携わる予定」と語りました。相撲を通して松鳳山関は大分県だけでなく、日本全国の相撲ファンを楽しませてくれました。しばらくはゆっくり休んで、第2の人生を満喫してください。お疲れ様でした。

 松鳳山関の引退に関する記事 記事PDF
 松鳳山(松谷)関の国体での活躍を紹介した大分合同新聞 国体PDF